屈折計Jシリーズ 選ばれる理由

スマートメジャーによる常時サンプルエリア監視と自動測定スタート

測定時のよくある問題をスマートメジャーがどう解決するかを紹介

問題:サンプルエリアに試料が残っている

最も多い悩みでもある再現性や測定精度。測定後のクリーニング不足が主な原因です。

測定試料同士や洗浄溶液によりコンタミネーションを引き起こしてしまい、測定試料そのものを汚染された状態で測定してしまいます。

何かがおかしい。。。という問題ではよく起こる事例のひとつです。

解決:プリズムの状態を常に監視

スマートメジャーでは常にプリズムの状態をモニターしています。

クリーニング後も監視を続け、プリズム表面の残留物を検知した場合は、“Clean Prism” と表示され、測定者はサンプルエリアの残留物にすぐに気づきます。

問題:サンプルエリアを適切に満たしていない試料

試料溶液が少ない場合、サンプルエリア中央部に滴下できれば測定できます。

十分な量がある場合は、サンプルエリアを覆うように満たす事で測定できます。

サンプルエリアを満たす際に偏りや濃度ムラなどあると、測定エラーを誘発し、良い結果が得られない場合があります。

解決:サンプルロードも瞬時に監視

スマートメジャーはサンプルロードも瞬時にモニターし、滴下された試料の状態を判断しています。

測定に適正な状態でロードされた場合は、自動的に測定が開始され、結果が表示されます。

サンプルロードが不十分な場合は、“Clean Prism and re-load the sample”と表示されるので、再度クリーニングし、サンプルをロードしてください。

問題:試料同士でのコンタミネーションや不適切な状態での校正

プリズムのクリーニングが不完全でサンプルエリアに試料が付着したまま水ゼロ測定や校正用標準溶液を測定すると、クロスコンタミネーションが起こります。

この状態で装置を校正すると、正しく装置を使用できず、測定不良を引き起こす可能性があります。

解決:測定状況も校正状態も自動で確認

スマートメジャーは定期的にプリズム表面の状態を監視し、常に直前の測定値を元に判断します。

例えばWaterZeroの測定中には、直前に行った同様の測定値と比較され、または最初に入力された屈折率との比較を行います。

測定値が大きく異なる場合には、測定者に注意メッセージを表示します。

問題:試料に気泡が含まれている場合

試料溶液への気泡の混在は起こりえます。この場合には、時間をあけることで混在した気泡が抜け、正しい測定が可能です。

しかし一般的にこのような状況では、試料を滴下直後の測定値は、時間が経過とともに変動します。時には再現性が得られないこともあります。

解決:スキャン機能が測定変動を最小に抑制

絶えず監視している検出器スキャンが試料の変動を検知し、測定者に試料の入れ替えを指示します。

検出器スキャンは入れ替えた試料も同様に監視し、正確に測定されない限り測定値は記録されません。スマートメジャーは変動しやすい試料を測定する場合でも、正確な測定を繰り返せます。

問題:サンプルエリアに試料が残っている

解決:プリズムの状態を常に監視

最も多い悩みでもある再現性や測定精度。測定後のクリーニング不足が主な原因です。

測定試料同士や洗浄溶液によりコンタミネーションを引き起こしてしまい、測定試料そのものを汚染された状態で測定してしまいます。

何かがおかしい。。。という問題ではよく起こる事例のひとつです。

スマートメジャーでは常にプリズムの状態をモニターしています。

クリーニング後も監視を続け、プリズム表面の残留物を検知した場合は、“Clean Prism” と表示され、測定者はサンプルエリアの残留物にすぐに気づきます。

問題:サンプルエリアを適切に満たしていない試料

解決:サンプルロードも瞬時に監視

試料溶液が少ない場合、サンプルエリア中央部に滴下できれば測定できます。

十分な量がある場合は、サンプルエリアを覆うように満たす事で測定できます。

サンプルエリアを満たす際に偏りや濃度ムラなどあると、測定エラーを誘発し、良い結果が得られない場合があります。

スマートメジャーはサンプルロードも瞬時にモニターし、滴下された試料の状態を判断しています。

測定に適正な状態でロードされた場合は、自動的に測定が開始され、結果が表示されます。

サンプルロードが不十分な場合は、“Clean Prism and re-load the sample”と表示されるので、再度クリーニングし、サンプルをロードしてください。

問題:試料同士でのコンタミネーションや不適切な状態での校正

解決:測定状況も校正状態も自動で確認

プリズムのクリーニングが不完全でサンプルエリアに試料が付着したまま水ゼロ測定や校正用標準溶液を測定すると、クロスコンタミネーションが起こります。

この状態で装置を校正すると、正しく装置を使用できず、測定不良を引き起こす可能性があります。

スマートメジャーは定期的にプリズム表面の状態を監視し、常に直前の測定値を元に判断します。

例えばWaterZeroの測定中には、直前に行った同様の測定値と比較され、または最初に入力された屈折率との比較を行います。

測定値が大きく異なる場合には、測定者に注意メッセージを表示します。

問題:試料に気泡が含まれている場合

解決:スキャン機能が測定変動を最小に抑制

試料溶液への気泡の混在は起こりえます。この場合には、時間をあけることで混在した気泡が抜け、正しい測定が可能です。

しかし一般的にこのような状況では、試料を滴下直後の測定値は、時間が経過とともに変動します。時には再現性が得られないこともあります。

絶えず監視している検出器スキャンが試料の変動を検知し、測定者に試料の入れ替えを指示します。

検出器スキャンは入れ替えた試料も同様に監視し、正確に測定されない限り測定値は記録されません。スマートメジャーは変動しやすい試料を測定する場合でも、正確な測定を繰り返せます。

テンプトロールによる高精度な温度コントロール

デュアルゾーン温調システム

J-157以上のモデルに採用され、好評をいただいている デュアルゾーン温調システム はルドルフ社だけの大きな特長です。

上下(デュアルゾーン)から試料温度を制御するため、素早く測定温度へ移行します。測定時間短縮は、試料温度のムラを最小限に抑え、測定再現性の向上に役立ちます。

温度制御は屈折率の測定においてとても重要な要素です。上下二方向からの温度制御は、繰り返し測定でも威力を発揮します。

他社製品と比べてみてください

ルドルフ社のJ257やJ357は、上部プレッサーにも温度制御機能を採用しており、温度制御のスピードと試料温度の平衡化までの時間が早く、高い測定効率もとても喜ばれている機能です。

反面、市販されている多くのデジタル屈折計のサンプルエリアは、右図のように測定結晶面から立ち上がる面の傾斜がきつく、深いものがほとんどです。試料溶液を保持するための構造ではありますが、クリーニングには手間がかかり、繰り返し慎重な洗浄を要求されます。

また、深いサンプルエリアは温度制御にも注意を払わなければいけません。測定結晶面と距離がある試料溶液の表面では温度差ができ、高精度の測定値や再現性のよい値を得るのは容易ではありません。

誰でも測定できるように設計されたフラットなサンプルエリア

簡単・確実なクリーニング

屈折計の最も重要なポイントは、心臓部であるプリズム(サンプルエリア)表面をどれだけ簡単に、確実に、クリーニングできるかどうかです。

ルドルフ社Jシリーズ屈折計だけの特徴でもあるウルトラ フラット プリズムは、フラット構造で必要試料容量はわずか1ml程度、測定終了後は、簡単に拭き取り洗浄できます。

ほぼフラットな形状のサンプルエリアは、高い粘性の試料も素早くクリーニングできます。また、ほとんどの溶剤に耐久性があり、アセトン洗浄も可能です。

強靭なサファイアガラス

一部他社製品ではサンプルエリア結晶に YAG (イットリウムアルミニウム ガーネット)を採用しています。YAG 結晶は、サファイアガラス結晶によりも硬度が低く、傷つきやすいとされています。また、熱伝導率も低く、正確な屈折率を得るには温度安定までの時間が長くなります。

ルドルフ社Jシリーズ屈折計は、製品ラインナップ全てにサファイアガラスを採用しており、クリーニングに使用する紙製品も選びません。一般的にラボで使用されているクリーニングペーパーでサッと拭いて、次の測定に移れます。

21 CFR Part 11 に準拠した屈折計本体でのデータ インティグリティ

整合性のとれた測定結果

現在の製薬業界では、ただ測定データを記録するだけでなく、より詳細な情報を求められています。測定データには測定値に加えて、だれが、いつ測定したのか、また、測定に使用した機器は正しく校正されていたのか、といった様々な情報が必要です。

J257/J357およびJ457では、デジタル記録・デジタル署名の測定データが改ざんされず、履歴が完全に追跡できる21 CFR Part11に準拠したデータインティグリティを屈折計本体で保存できます。

基本OSに組み込み専用Windows Embeddedを採用しており、装置本体のUSBポートやネットワークポートは日常的に業務で利用しているPCと同じように使えます。測定データは、USB接続されたプリンターへの出力のほか、ネットワークポートを通じて保護されたPDFレポートのLIMSへの出力などにも対応しています。

また、組み込み専用OSの特筆すべき特長であるセキュリティに優れたシステムは、外部からの書き込みを防ぎ、機器および測定データをネットワーク接続のリスクから守り、安全な運用を実現します。

 

屈折計だけでなく旋光計や密度比重計も含めたルドルフ社の製品で共通なプラットフォームをもとにした 21 CFR Part 11準拠ソフトウェアの詳細は こちらのページ をご覧ください。

20年間のサービス・サポート保証

導入いただいた装置は、納入後1年の無償保証は当然のこと、納入後20年間のサービス・サポートを保証しています。装置の世代が変わっても部品の供給を確約し、たとえ入手困難な部品であっても代替部品の製造・供給を約束しています。

革新的な技術も高耐久・高品質を最優先事項として捉え製品を開発・製造しています。